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歩く・立つ・座るは特定部位を暗示させるからダメ?!【2024年1月5日】

歩く・立つ・座るは特定部位を暗示させるからダメ?!

グルコサミンやコンドロイチンなどが配合された「歩行系」の健康食品が人気!

「足腰の健康に」「いつまでも元気な足に」などストレートに効果を言いたいところですが、健康食品では「足腰」など特定部位に対する栄養補給は標榜できませんし、効果を述べることもできません。部位の名称を挙げるだけで効果を暗示させるため、これらの表現はNGです。

特定部位が×なら、「歩く・立つ・座る」など足腰の健康をイメージさせる表現ではどうか?使い方によっては、足腰など身体への効果に見える可能性はありますが、例えば「歩く・立つ・座る。日々の健康のために栄養サポート」といった表現であれば、「歩く・立つ・座るといった動作のためには健康が大切。そのために商品で栄養を補給して健康を維持しよう」といった意図にも取れるため、言葉だけで即座に不可はならないと考えられます。

ただし、広告全体を通して消費者がどのように認識するかによりリスクが変わります。例えば、広告内に「杖をついた人」や「膝を両手で抑えて痛そうにしている人」、「歩くのが困難と見える人」などのイラストがあったらどうでしょう。

「歩く・立つ・座る」という動作が困難な人が、商品を摂ることでスムーズに動けるようになるかのような印象を与えることになり、医薬品的効果の暗示となってしまいます。

では「脚づくり」はどうでしょうか?印象としては足腰が強くなるといった身体機能の改善に見えるのでリスクのある表現です。しかしながら、広告内で足腰に対する効果は一切述べず、ランニングなど、足腰のトレーニングをしている方を対象に、「脚づくりをしている方の健康維持と栄養補給に」と読めるような説明を付記することで、「脚づくり」は日頃のトレーニングによるものであり、商品がおこなってくれるのは、トレーニングをしている方の栄養補給と見せることは可能です。

このように、広告表現は必ずしも一つの言葉だけで可否を判断されるものではありません。全体の印象、前後の文脈、イラストなどを工夫し、健康維持・栄養補給の範囲と解釈できるよう配慮をすることがポイントです。

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