“肌の若返り”うたい2年間で約8900万円売り上げか 未承認の医薬品「スーパープラセンタ」販売疑い 輸入代行会社の社長ら4人逮捕
肌質の改善などをうたい、厚生労働大臣の承認を受けていない医薬品を販売したとして、兵庫県警は会社社長ら4人を逮捕しました。
医療機器輸入代行会社の社長で、東京・中野区に住む佐藤崇容疑者(50)ら4人は、おととし5月から去年1月までの間に3回にわたって、未承認の医薬品「スーパープラセンタ」など計70本を、都内の美容クリニック3ヵ所に計214万5000円で販売したとして、医薬品医療機器法違反の疑いが持たれています。
「プラセンタ」はヒトの胎盤から抽出される成分を含む医薬品で、警察は佐藤容疑者らが肌の若返りなどをうたって、2021年1月から去年1月までの2年間で約8900万円を売り上げていたとみています。
逮捕された4人のうち、佐藤容疑者と会社員の男(26)は警察に対して容疑を認め、会社役員の女(54)と無職の男(23)は容疑を否認しているということです。
引用元:Yahoo!ニュース
未承認医薬品のリスク
未承認医薬品の使用は、予期せぬ副作用や健康被害を引き起こすリスクがあります。特に、効果が科学的に証明されていない医薬品を使用することは、消費者の健康を脅かす可能性が高いです。「スーパープラセンタ」の場合も、長期的な使用による副作用や健康リスクが懸念されています。
この事件は、未承認医薬品の販売や使用のリスクを再認識させるものであり、消費者が安全な医薬品を選ぶための重要な教訓となります。医薬品を購入する際は、必ず承認されたものを選び、信頼できる情報源からの情報を確認することが重要です。
今後の対応
兵庫県警は、今後も薬機法違反の取り締まりを強化し、消費者の安全を守るための対策を講じるとしています。また、消費者に対しても未承認医薬品の購入や使用を控えるよう呼びかけています。
この事件を通じて、薬機法の重要性と医薬品の安全性確保の必要性が改めて強調されました。消費者は、医薬品の購入に際して慎重な判断を行い、安全な選択をすることが求められます。
薬機法は、日本国内での医薬品等の製造・販売・流通を規制する法律です。未承認の医薬品を販売することは、この法律に違反する行為とされており、厳しい罰則が科される可能性があります。
今回の事件では、販売者が「スーパープラセンタ」を未承認のまま販売し、消費者に対して誤解を与えたとされています。