Contents
コンプライアンス知識の底上げおよび仕組み化を目指して、
体系的な知識習得の協力を依頼
- 以前に契約していた薬機法チェックサービスにおける、コミュニケーションの壁
- お客様へ適切な商品および広告を届けるための、コンプライアンス知識を社内に根付かせる必要
- コンプライアンス知識習得の適切な方法がわからない
- 「薬事コンサルティングプラン」
薬事チェック&リライトにて広告全体チェックを依頼
知識習得や取り組みの仕方を相談
- 属人的ではなく、薬機法に関する一次判断が各チームで可能となった
- チーム全体を通して、薬事法広告研究所と密なコミュニケーションが取れる信頼関係を構築
株式会社メディプラスは、アトピー、敏感肌、年齢肌の研究を重ねながら、乾燥予防に着目した化粧品を提供しています。
同社では、お客様へ適切な商品および広告を届けるための、コンプライアンス知識を社内に根付かせるために、薬事法広告研究所の薬事コンサルティングプランにご契約いただきました。社内全体で知識の底上げを達成された後も、広告物のチェックを中心に、さらなる知識の習得のご相談をいただいています。
長年の研究成果を活かしたコラーゲンを主軸とする商品で、お肌の悩みを抱えるすべての人にサービスを提供しています。
今回は、同社の営業統括部である茶谷さんに、コンサルティングプランご契約の背景と、ご契約後の変化についてお聞きしました。
社内全体におけるコンプライアンス知識不足、
しかし、学び方がわからない…
ご契約前の課題を教えてください。
茶谷さん
当社では元々、他社様の広告原稿チェックを利用していました。
しかし、代理店が挟まっていたこともあり、どうにも流動性が悪く、組織的な付き合い方に壁を感じていました。
また当時は、社内でもコンプライアンスの意識に偏りが大きく、属人的になっていたため、もっとチームとしてコンプライアンスの知識の底上げを行いたいという課題もありました。ただ、コンプライアンスと一口に言っても、薬機法、景品表示法、健康増進法などどれも複雑ですし、関係性すら不確かだったため、どこから学び始めたら良いのかもわからなかったんです。
そのため、新たなパートナーとして、薬機法チェックだけではなく、もっと近い距離で、コンプライアンス知識の浸透にも力を貸してくれるような存在を探していました。
グループ会社での実績による安心感
薬事法広告研究所のコンサルティングプランを選んだ決め手は何でしょうか?
茶谷さん
薬事法広告研究所のコンサルティングプランを知ったのは、当社のグループ会社であるメディプラス研究所が、既に先行して契約をしていたつながりでした。
メディプラス研究所の方で、柔軟かつ迅速に対応をしてくれて、自分たちの要望を叶えるために努力していただいていた、という実績があり、当社でも契約をお願いいたしました。
コンプライアンス知識の底上げ、一次判断者の配置
ご契約後の変化を教えてください。
茶谷さん
一番は、商品開発チームや広告部門などの、コンプライアンスの知識が必要な各チームで、薬機法に関して一次判断が可能になった点です。
お恥ずかしながら、以前までは知識不足により、企画がだいぶ進んだ段階で企画の骨子から折れてしまうこともありました…
もちろん、第三者チェックは必要不可欠ですが、お客様への表現にも配慮した企画・コンセプトの開発を、社内の力のみで行えるようになったことは、とても大きな変化だと思います。
御社には、社内勉強会やコンプライアンス基礎知識の浸透に向けた方法をご相談させていただいて、社内の意識改革に大きな影響を与えることができました。
また、御社のコンサルティングプランでは、専用の窓口や専任の担当者の取り決めを行う必要がなく、複数の部署からご相談をさせていただいています。
広告・企画担当者が直接質問して、直接回答をいただけるため、課題のひとつであったコミュニケーションの流動性も良くなり、安心感にもつながりました。さらに、直接のやり取りを行うことで、当事者意識やコンプライアンス意識にも影響を与えていると考えています。
ブランドコンセプトと薬機法におけるジレンマをどう解消するか
具体的にコンサルティングプランを活用している事例を教えてください。
茶谷さん
現在は、コンプライアンスの相談や質問よりも、広告チェック依頼が多いです。具体的には、折り込みチラシ、LP、動画関連、既存会員様に送るDMなど、本当に幅広くご依頼させていただいています。
弊社の代表商品である「メディプラスゲル」は、創業者かつ開発者でもある恒吉がアトピー性皮膚炎であった過去から、アトピー性皮膚炎の方でも使用しやすい化粧品を作りたいという想いで、誕生した歴史があります。
そのため、一番伝えたい想いは広告には載せられないというジレンマがあるんです。しかし、私たちとしても事実上の歴史や、ブランドのコンセプトとして伝えたいことがあります。
そうした想いの中で、薬事法広告研究所のコンサルティングプランを通して、私たちの思いに寄り添いながら、コンプライアンスの考え方を教えていただきました。また、この考え方を社内に根付かせることができたのも、御社のご協力のお陰でございます。
最終防波堤を担う、信頼できるサービス
御社における薬事法広告研究所のコンサルティングプランの位置づけを教えてください。
茶谷さん
現在の運用としては、全ての新規広告に関するものは、薬事法広告研究所へチェック依頼をお願いしています。
タイミングとしては初稿段階での確認依頼ではありますが、薬事法広告研究所が最終防波堤であることは間違いないです。
薬機法に連なる広告規制は、対象の広告物や商品コンセプトなどにより、適応される形や注意すべき点が変わります。
一次判断者を社内に設置できたものの、実際の広告運用や行政側の状況を全て把握するのは中々難しいです。
また、ありがたいことに、薬事法広告研究所の皆様には、弊社の商品やコンセプトをご理解いただいています。
契約してから約5年になりますが、互いの信頼関係が築けている状況で、とてもコミュニケーションがしやすいです。
コンプライアンス知識習得が、恒常化するための仕組み作りを
今後、コンサルティングプランを活用して取り組んでいきたいことはありますか?
茶谷さん
1つは、コンプライアンス知識習得の取り組みを恒常化することです。
契約後の変化として、コンプライアンスの一次判断者が複数生まれたことは、非常に大きな影響でしたが、新しく入ってきた人や、過去、学んだ人が学び直せる環境の整備には至っておらず…
社内勉強会やペーパーテストの定期開催、薬事法広告研究所とのコミュニケーション方法も含めて、社内の仕組みとして確立したいと考えています。
また、これは個人的な意見ですが、今後は化粧品マーケティングという観点でコンプライアンス知識習得を行うべきだと考えています。
薬機法も含めた各広告法令は、1表現単位で考えると単純ですが、商品コンセプト、イベント企画のように視点を広げると複雑さを増します。
コンプライアンスに配慮したマーケティング設計のために、必要な知識習得や経験について、コンサルティングプランを通して、引き続きご相談させていただければと思っています。